皆さん、こんにちは。ライターの雫です。

皆さんは、1か月にどれぐらい本を読みますか?

文化庁の国語に関する世論調査によると、47.3%が「1か月に1冊も本を読まない」と回答しているそうです。
本好きの雫としては驚きですが、実際日頃本を読んでいるという人はごくわずかな気がします。

少しずつ外出もできるようになってきましたが、まだまだ油断できない今日この頃。
そんなときこそ、家でゆっくり本を読んでもらいたいものです。

しかし。
本を読まない人にとっては少々ハードルが高いみたいですね。

どんな本を買えばいいか分からない。
本を読み始めるまでに時間がかかる。
そもそも本の楽しみ方が分からない。

こう思っている方、多いんじゃないでしょうか?

そこで今回は、「本を買うときの楽しみ方」についてご紹介します!

本は読むだけでなく「買うところから楽しめる」というのをぜひ皆さんに知ってもらいたいと思います。
(私個人の方法なので、これが必ずしも正解というわけではないことをご了承ください!)

本を買うときの楽しみ方

本を買うときの楽しみ方をご紹介していくわけですが、その前に、大前提が一つあります!

「本は本屋で買う」

ネットだとすぐにポチッと買えて便利ではありますが、やはり本を買う楽しみは半減してしまうのではないかと雫は思っています。

本屋で買うことのメリットはこんなにあります。

・自分の目で見て買うことができる
・本屋に行くと売り出し中の本が一目でわかる
・表紙や、裏のあらすじが見やすい
・本の厚さが分かる(読書が苦手な人は薄いのから買うといいですよ)
・小説だと出版社ごとに並んでいることが多いので、特定の出版社から探すこともできる
(新潮文庫は「紐の栞がついていて便利、角川文庫は今キャンペーンがある、今日は講談社に絞って買おう、とか)

どうしてもネットで買いたい、という鉄の意思を持っている方は、本屋で買いたい本を見つけてからネットで注文することをおすすめします。

では、これを踏まえて、本を買うときの楽しみ方をご紹介します。

本屋で本を買うときの楽しみ方5か条

①本屋には十分な時間を確保してから行くべし

数分で本を選べると思っちゃいけません。
最低でも1時間、できれば2〜3時間余裕を持って行ってください。

あまり時間がない中で本屋に行き、膨大な本の量に圧倒されて何を買えばいいか分からなくなる。
時間もないし諦める。
やっぱり本屋は向いてない。

これが本に苦手意識を持っている人の思考です。
今までそういった経験のある人は特に、本屋には時間に余裕を持って行くことを試みてください。

②できるだけ荷物を軽くして行くべし

時間を確保して本屋に行ったとき、当然じっくりと本を選ぶことになるのですが、そのときの重い荷物は弊害でしかありません。
私もよく陥りがちなのですが、別のお店で買い物をしたあとなんかに行くと、荷物が重すぎて本を選ぶのがどうでもよくなってしまいます。
それではいい本に出会えませんから、可能な限り荷物は減らして行きましょう。

③買う量をあらかじめ決めるべし

できることなら、行く前に買う量や金額を決めてみてください。

なんとなく買うのがだめ、というわけではなく、あくまで楽しみ方の一例です。
買う量を決めておくとお金を使いすぎてしまった、なんてことにもなりません。
決められた中で買うという遊び心も楽しいのではないでしょうか。

今日は一冊だけ買おう、でもいいし、2万円分の本を選ぶぞ、でもいいと思います。
図書カードが手に入ったからその分だけ買う、というのもありですね。
※今回は複数冊買う場合を想定しています。

④気になる本を手当たり次第カゴに入れるべし

本屋に着いたら、まずは一周全部見てまわりましょう。
どんなコーナーがあるか、自分がどんなジャンルに興味を持っているのか、ざっくりでいいので見てみてください。

その後、カゴを手に持ち、気になった本があればとりあえず全部カゴに入れましょう。
(カゴに入れたものを必ず全部買うわけではないので、一旦値段は無視してください)
終わりがないとカゴに入りきらなくなってしまうので、時間を決めてもいいと思います。
入れ終わったら、本当に読みたいものとそうでないものを吟味し、買うもの以外は棚に戻してください。
このときに③で決めた数や値段も考慮します。

 ただし、今日は1冊しか買わないというときにはこの方法は使わないでください。
こんなにカゴに入れたのに1冊残してそれ以外全部戻さないといけなくなり、虚しくなりますよ。笑

⑤ジャンルのバランスを考えるべし

さて、いざ本を選ぶといってもどうやって選べばいいのか分からない、という人も多いと思います。
そんなときは本のジャンルなど、バランスよく買ってみましょう。

具体的には、

・好きな作家の本を1冊は入れる
好きな作家の本を読みたいという気持ちはありますが、好きな作家だけでも新鮮味がなくなってしまいます。せっかくなので読んだことのないジャンル・作家の本も入れてみましょう。
初めてのジャンルや作家だけでも気分が上がらないと思うので、1冊は好きな作家の本を入れることをおすすめします。

・1冊は話題書を買う
本が苦手で何を読めばいいか分からないという人は特に、話題書を買ってみてください。
1冊読むだけで話題についていきやすくなります。

・シリーズものは一気に買わない
もし内容が自分に合わなかったときでも全巻読まないといけないという義務感が発生してしまいます。
逆に面白い本だった場合、一気に読んでしまうと今後の楽しみがなくなってしまいますよね。

・今の気分に合ったものを買う
落ち込んでいるなら元気が出そうな本、平凡な日常に飽き飽きしているならスリルのある本など、今の気分で考えてみるのはどうでしょうか。
自分の気持ちと向き合う時間にもなります。

選び方は人それぞれですが、選び方に迷ったら参考にしてみてください。

本を買うときの5か条をもう一度まとめるとこんな感じです。

1.本屋には十分な時間を確保してから行くべし
2.できるだけ荷物を軽くして行くべし
3.買う量をあらかじめ決めるべし
4.気になる本を手当たり次第カゴに入れるべし
5.ジャンルのバランスを考えるべし

ぜひ皆さんも試してみてください。
ただなんとなく本屋に行っていたときより、買うという行為が楽しくなると思います。

実際に買ってみた

この5か条をもとに、実際に本を買ってみました!
私一人でもあれなので、ライターのモリワキと一緒に行ってきました。

「こういう大人買いはワクワクするよね」

「久しぶりの本屋! 楽しみ」

本屋に行く前に、モリワキの基本スタイルと、今日どんな本を買いたいか聞いてみました。

・普段からまとめて2〜3冊買っている
・マーケターを目指しているので、それの勉強になるような本を買いたい

ちなみに雫はこんな感じです

・基本小説ばかり読んでいる
・楽しい気分になれる本を買いたい
・余裕があればビジネス書も買いたい

出発前

まずは行く前に時間を確保します。
2人とも本が好きなこともあり、2時間確保して行くことにしました。

次に、荷物を軽くします。
家を出る前にモリワキにかばんの中を撮影してもらいました。

かばんの中身

本当に必要なもの以外何も入っていないですね。

買う量もあらかじめ決めておきました。
今回はそれぞれ1万円買うことに。
普段はまとめ買いをしても数冊程度なので、かなり気合いを入れています。

いざ本屋へ

準備が完了したら、いよいよ本屋に向かいます!

今回は、新宿の紀伊國屋書店で企画を実施することにしました。

紀伊國屋 入り口

それではいよいよ本選びスタートです。

モリワキと雫は一旦分かれ、時間を決めて自分の好きなコーナーを見ていきました。
モリワキは、主にビジネス書コーナー、雫は小説コーナーを見ていきます。

1時間半後、再び集合。

手当たり次第カゴに入れていった本たちを見てみましょう。

購入前の商品なので撮影はできませんでしたが、どれぐらい選んだのかというと…

雫:10800円(約12冊)
雫はほぼぴったり。一応1万円と決めていたので、金額内におさまるように2冊ほど減らしました。

モリワキ:20000円(約18冊)
モリワキはなんと予定金額の2倍にもなりました。

「どれも捨てがたい…」

泣く泣く半分減らすことにします。
取捨選択も大事ですね。

こうして2人とも1万円分の本を買いました。

でも、そんな大量の本持って帰るの重くない?
そう思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんなときに紀伊國屋書店は本当に素晴らしい。
8000円以上購入すると送料無料で配送してくれるのです!

雫は迷わず配送してもらうことにしました。

一方モリワキは、

「せっかくだから全部持って帰る!」

張り切ってすべて持って帰っていました。

大量に本を購入して喜ぶモリワキ

大量の本を手に入れてテンションが上がっているモリワキですが、10分後、予想以上に重い本に苦戦していました(笑)

大人しく配送してもらった方がいいかもしれませんね。

自分の目で見て本を選べるのに、届けてくれるなんて便利すぎませんか?
ネットで買うより断然いいと私は思います。

そのためにも、一度に8000円以上買ってみるのはいかがでしょうか。

買った本紹介

今回は、私のおすすめする本の買い方5か条に沿って本を選びました。
その結果、どんな本を選んだのでしょうか。

モリワキ

モリワキの購入した本

ビジネス書メインで購入していました。
好きなアイドルの写真集もこの機会に手に入れたみたいですね。

モリワキの感想
・普段予算を決めずに行くから、予算を最大限に使えるのが楽しかった。
・バランスを意識した結果、いつもはあまり手にとらないような本(話題書とか)も見ることができた。

ちなみに雫はこんな感じでした。

雫の購入した本

普段は100%小説のみですが、バランスを考えて1つだけビジネス書も入れてみました。
好きな作家さんだけでなく、直感で選んだものもあるので、読むのが楽しみです。

まとめ

本を読みたいけど買うと高い、というジレンマに陥りがちですが、あらかじめ予算を決めたことで、お金を気にせず買うことができました。

普段あまり本を読まない人も、ご紹介した5か条を参考に本を選んでみてはいかがでしょうか。

少し違った買い方をすることで、本の楽しさにも気付けるかもしれませんよ!

この記事を通じて、「本は読むだけでなく買うところから楽しめる」ということだけでも知ってもらえると嬉しいです!

皆さんもぜひ試してみてください!