僕たちの感情を豊かにするもの。そして時に侵すもの。
人間社会の縮図。それがソーシャルネットワーキングサービス「SNS」


気になるあの子の動向や、憧れの有名人の日常。
あいつのどうでもいい意見や、あいつの不平不満。
とっても楽しいけど、とってもつらい。

さてさて、あなたの生活はSNSに侵されていませんか?

たとえば僕のとある一週間(3/29~4/4)のTwitterの閲覧時間は合計11時間7分でした。1日平均で1時間35分です。

YouTubeにいたっては一週間で15時間45分。1日平均で2時間15分

「うわ・・・私の視聴時間、多すぎ・・・?」

いや、多分これはまだマシな方です。

つぶやきが少ない僕でこれぐらいなのですから、普段からバンバン投稿したりしてる人はもっと見てるのでは?

これを見てるあなた。今すぐスクリーン時間をチェックしてみてください。

きっと自分の予想より多くの時間をスマホに費やしてるでしょう。

ある日、ふとした疑問が浮かびました。

「SNSがなかったら僕らはどういう生活をするのだろうか?」

95年生まれのモリワキ。
ガラケーを持ったのは中一、LINEを始めたのは高一、Twitterを始めたのは大学一回生の時でした。

もう人生の随分の時間をケータイやSNSと共に過ごしてきたのです。
もはやこいつらがない人生は想像ができない。

でも、だからと依存する必要はない。何事もバランスなのです。

大好きだからと言って恋人とべったりするわけにもいきません。
やめられないからとかっぱえびせんを食べ続けるわけにもいきません。

Not 依存、Yes バランス。

「何はともあれ、一度SNSを断ってみよう」

というわけでモリワキ、人生で初めてSNSから距離を置いてみました。

結論としては「人生が前進した1週間」でした。

ぜひその取り組みや生活の変化をご覧ください。

1週間、SNS断ち生活

今回SNSを断つにあたって僕が設定したルールはこちら。

<SNS断ちルール>
・SNSは「Twitter・Instagram・YouTube・TikTok」を対象範囲とする
・緊急の対応や各種SNSの運用のため1日10分だけ視聴可能(デバイスで設定)
失敗した際(10分×7日=70分以上)は視聴分数×1,000円を支払う

「もし前週と同じ利用時間(11時間7分)なら….」

「66万7千円??」

やばいやばい。身の引き締まる思いで挑むことにしました。

SNS断ちをするにあたってモリワキが試した3つのこと。

①物理的に距離を取る。

「まずはスマホから離れよう。全ての道はそこから始まる」

というわけで、ちょうどいい収納ボックスがありましたので入れてみました。

リモコン入れ

そうです、エアコンのリモコン入れです。


早速設置してリモートワークを開始します。

電話を取るのがあまりにも面倒ですぐに諦めました。

「さすがに遠い。
むしろ遠くて気になってしまう。

どうやらこれは逆効果だったようです。
もう少し落ち着いた方法を試してみます。

②スピーカーを買ってみた。

「スマホよりも楽しみなものを置いておけばいいのでは?」

スマホ依存期は特にYouTubeで動画を見る時間が長かったのです。
正直目が疲れていました。

「この生活が続けば俺の視力はなくなる」

というわけで視力よりも聴力を使う生活にシフトするため、スピーカーを購入しました。

スピーカー

「高いわけではないけど、こういうのがあるとテンションが上がるぞ」

結果としてこれは功を奏しました。

「音楽を聴こう。ラジオを聴こう」という気持ちが高まり、自然とスマホを触る機会が減りました。

好きな音楽やラジオをスマホやイヤホンではなくスピーカーから聴くというのはすさんだ生活の中で輝いた時間となりました。

③アプリの使用時間の制限を設ける

これはぜひ全スマホ狂が使用してほしいですね。

簡単です。時間制限を設けるだけ。

iPhoneユーザーの場合は「設定」から制限を掛けれるのでぜひやってみてください。

アプリの制限時間の設定方法(iPhone)
①「設定」を開く
②「スクリーンタイム」をタップ
③「App使用時間の制限」をタップ
④下部の青文字「制限を追加」をタップ
⑤カテゴリ名をタップしたら具体的なアプリが出るので選択して右上の「次へ」をタップ
⑥時間を設定して「追加」をタップ 以上!

↓いますぐ君も設定だ!↓

アプリ使用制限手順
アプリ使用制限手順

Androidではアプリが必要なようですので、気になる方はぜひ調べてみてください!

ちなみにiPhoneで使用制限に達するとこんな画面が出てきます。

ここで「今日は制限を無視」を押さないように気を付けてください。
なんのための制限なんだってなるので。

「これを条件反射で押すようになったら人間おわりだ」

過去の自分に(そして執筆時の自分に)言い聞かせたいと思います。
そしてあなたにも。

一番大事なのは「やりたいことを考えること」

ここまで具体的なメソッドとして3つの取り組みを紹介してきました。

・物理的に距離を取る。
・スピーカーを買ってみた。
・アプリの使用時間の制限を設ける

しかしモリワキがこの一週間で最も感じた大事なポイントは「SNSを断って生まれる時間に何をしたいのかを考えること」です。

これはSNSを断つ前でも後でも大丈夫です。

大事なのは「向き合うこと」「取り組むこと」です。

僕はこの一週間に突入する前に下記に取り組みたいと考えてました。

・プログラミングの勉強を始める
・読書量を増やす
・自炊をする

こういったやりたいことを用意しておくことで「SNSを見る代わりにこれをやろう」とすぐに思って行動することが出来ました。

やりたいことを明確にしておかないと、結局「暇だからTwitter見るか」といつもの自分に戻ります。

コツは文章にしておくこと。そして目につく場所に置いておくことです。

ちなみにモリワキはデスクにこんな付箋を貼りました。

付箋の数だけ記事に追われてます。やばいよやばい。

毎日目にするので嫌でも意識しますよね。

それが大事なのです。

ダイジェスト~SNSを断った一週間~

さて少し長くなってきたので、一週間の様子はダイジェストでお伝えします。

Day1

日曜から始まったチャレンジ。

いきなり時間を持て余した感じがありましたが、ここから素晴らしい生活が始まると思う少しワクワクも。

久しぶりに私用のPCを起動させて「ドットインストール」を始めました。
むかーしに挫折したことがあるからリベンジマッチのつもりで取り組みます。

ドットインストール

まずはHTML/CSSから!


思いのほか熱中して1日が終わりました。

Day2~3

この2日間
・朝起きてすぐプログラミングの勉強
・夜まで仕事(残業)
・家事をしながらラジオ「オールナイトニッポン」を聴く

というルーティンをぶちかましてました。

「リモートワークは仕事の終わりを区切るのが難しい」

ちなみにオールナイトニッポンはオードリーとCreepyNutsを聴いてます。
radikoで一回しか聴けないのがとても寂しかった…

SNSがない生活も悪くないと思い始める。

Day4~5

この2日間は出張があったため、仕事が立て込んでいました。

特にSNSを見る暇もなく過ぎ去りました。

Day6

金曜日。無性にYouTubeが見たくなる。

あーあれもこれも見たい。

「そういえばあのチャンネル更新されてるかな。」

そんな思いがじわじわと湧き上がってきます。

ちなみに僕がこの挑戦中にYouTubeを開いてたのは日課の筋トレをするためだけです。
(それもiPadで見てたので今回の記録には入ってないはず)

よかったらダイエット企画もやってるのでご覧ください。はい、宣伝。

YouTube見たい欲はなんとかプログラミング学習に打ち込んで乗り越えました。

ドットインストールの動画、進むの早くて何回も巻き戻しがち。

Day7

ついに最終日。魔の土曜日。

この日もYouTubeという最強の誘惑を断ち切るべくプログラミング学習を進めます。
(もはやSNSというよりYouTubeとの闘いだった)

そして珍しく昼飯も自炊しました。
平日はカップ麺が多いです。

ザ・男飯

夜は電話をしてなんとかYouTubeの誘惑を断ち切って就寝。

見事乗り切ることが出来ました。

結果~SNSは断てたのか?~

さあ、それでは気になる実際のスクリーンタイムを見てみましょう。

「頼む…結構頑張ったはず…」

↓該当期間のスクリーンタイム↓

1週間の合計:39分(達成!)

ボーダーラインの70分を余裕で切った結果となりました!

「罰金にならなくてよかった(心の底からの安堵)」

さて最後にこの一週間で学んだことを共有したいと思います。
(正直ここだけ読んでくれたら嬉しい)

1週間SNS断ち生活で学んだこと。

・学習時間が圧倒的に増えた
・家事や運動などの余暇時間が増えた
・精神面の安定

さてそれぞれ簡単に説明していきます。

・学習時間が圧倒的に増えた

今回SNSを断った時間が最も割り当てられたのが「プログラミング」学習でした。

たまたま別企画で挑戦することになり始めたプログラミングですが、SNSを断ったおかげで非常に捗りました。
(その企画記事は近日公開!)

具体的には1日1時間~3時間ほど。
朝に1~1.5時間。
そして寝る前の1時間ほど。

忙しい社会人生活の中でここまで時間を捻出して勉強できたのは自信にも繋がりました。

SNSを断ったことで「新しいことに取り組もう」という気持ちが強くなるので、その気持ちを利用して早起きも普段より出来るようになったのが大きかったです。

勉強に取り組めない人、まずはスマホを置こう。

・家事や運動などの余暇時間が増えた

一言で表すと「生活の質が上がった」ですね。

主な変化は以下です。

・自炊が増えた
・毎日筋トレをするようになった
・湯舟に浸かる日が増えた
・音楽やラジオをゆっくり楽しむ時間が増えた

SNSを見てるときは「あ、もうこんな時間か。今日はシャワーだけでいいか」みたいな日も多かったですが、最近は「さあ風呂の時間だ。お湯張るか」となります。

次の項にも繋がりますが、SNSで他人の意見や生活が目に入らなくなった分、自分の生活に目を向けるようになります。

これって、人生を豊かにするうえで非常に大切だと思うのです。

・精神面の安定

SNSを断って精神面も安定しました。

騒音が減ったようなイメージです。
心のもやもやが随分なくなります。

それは上でも書いた通り生活の中で「他人」の言葉が減る分「自分」と向き合う時間が増えるからです。

本当に感じますが、SNSをやることどれだけたくさんの赤の他人の言葉が自分に入り込んでいることか。

そして自分の大事な人とのコミュニケーションが増えたのも大きな変化でした。

恋人と電話をする時間が増えました。
家族に何でもないLINEを送るようになりました。

大したことはないかもしれませんが、心にゆとりを持って向き合えました。

以上3つがモリワキが今回得たものでした。

明日からSNSを断ちたいあなたへ。

ここまで読んだ物好きなあなた。一回SNS断った方がいいですよ。

本当にそのつぶやき必要ですか? 本当にそのバズったツイート見るの必要ですか?

もちろんSNSは新たな視点を与えてくれます。

でもやっぱり大事なのはバランスですよ。

Not 依存、Yes バランス。

まずはこっから始めましょう。

今日からSNSを断つために。

アプリの使用時間制限を設けよう
・チャレンジしたいことをノートに書いてみよう
・SNSを断つ宣言を投稿してそっと閉じよう

この3つで充分です。

そうして後は目の前の生活を楽しむのです。
それだけで楽しくなります。

もし1人で挑戦できない人はご連絡ください。
一緒に挑戦しましょう。

さて、記事も書けたことだし、Twitterで宣伝でもするか。

(モリワキ)